未来へ繋ぐ技術で
豊かな社会を目指す

Service

機械化作業と技術の融合

工場風景

砂型鋳造

有機自硬性の中では環境に優しいアルカリフェノール樹脂を使用する自硬性プロセスを取り入れています。
大きさでは手のひらにのる小物から1mを超える数十キロの中物を製造しています。
自硬性の特徴は、多品種小ロットに適しており、製品の寸法バラつきが無い。複雑形状の再現が可能。この3つが挙げられますが、当社の強みはそれに加え鋳造方案の安定にあります。
鋳造方案とは、湯口、湯道、押し湯の位置を決めた設計図の事で、どこからアルミを入れて、どのように製品部へ流し込み、押し湯をどこに設けるかという、アルミの充填技術の重要ポイントです。

自硬性鋳型は荒めの砂を使わないと鋳型が硬化しないという性質がありましたが、弊社では鋳肌を良くするために従来より1番手細かい砂(6号と7号の中間の粒度)を使用しております。
その為には、細かい砂を混連できるミキサーの開発、また細かい砂を再生できるリクレーマーの導入を行い、少しでもお客様の要望に応えるべく設備の管理および砂の管理を行っております。
従来の砂型鋳物では、寸法精度のバラつきが多く、複雑形状物は砂の強度の問題上、再現性に限界がありました。アルカリフェノール自硬性プロセスでは、砂自身をバインダーと硬化剤により固めるので、鋳型の寸法精度の安定と複雑形状の再現性の向上が図れます。

【砂型造形・抜型編】

金型鋳造の機械

金型鋳造(グラビティ)

金型鋳造の中でも、アルミの自重のみで溶湯を型の内部に充墳する方法をグラビティと呼んでおります。
比較的ロット数の多い小物に適したプロセスです。
グラビティでは、アルミ溶湯は金型に触れる事で急冷される為、緻密な組織が生成されます。また砂型と比べ寸法精度が高くバラツキの少ない製品が作れます。

[溶解・注湯編]

仕上げ済みの鋳造物

仕上げ

仕上げ工程は全てが手作業になります。
製品の用途を熟知した作業者が、ひとつひとつ丁寧に仕上げていきます。

「中子抜き」

鋳造内部の中空部を作る為の物を中子と呼びます。
これを振動ハンマーで砕いて抜きます。


「切断」
湯口や押し湯をノコ盤で切断し、エンドレスペーパーやリューターで細かなバリなどを研磨し、ショットブラストで仕上げて行きます。

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